このページでは Processing を学ぶための情報源について解説します。下にも書きましたが、公式サイトが充実しているのでまずはそこを読むのが良いと思います。英語が苦手な人は田所氏のスライド資料を当たりましょう。
Web
公式サイト / processing.org
Processing の公式サイトです。豊富な情報が掲載されており、エディタの操作方法、文法や機能のチュートリアル、サンプルプログラム、主な関数の一覧、ライブラリの紹介、書籍の紹介、フォーラム などがあります。至れり尽くせりの内容であり、また分かりやすく書かれているので、公式サイトのコンテンツだけで Processing の基本的な勉強には十分だと言えます。初めにエディタの操作方法、文法や機能のチュートリアルを通して読み、その後サンプルプログラムに適当に目を通せば、Processing の扱い方はほとんど把握できるでしょう。
田所淳氏のスライド資料 / ・千葉商科大講義資料 ・東京芸術大講義資料
国内のサイトでも Processing の解説ページは多いですが、中でも田所淳氏が公開している授業スライドはわかりやすく参考になると思います。
Nature of Code / http://natureofcode.com/book/
Daniel Shiffman氏によるweb上で読める教科書です。題材として物理シミュレーションやセルオートマトン、ニューラルネットワークなどが扱われています。中級者向きでしょうか。このサイトの内容は書籍化もされており、その日本語翻訳版も出版されています。
書籍
Processing の入門書は多く出ています。中でも『Built with Processing』は文章のわかりやすさ、内容の豊富さ、紙面の美しさの点で優れています。ただ、この本は出版年が2010年と少し古く、扱っている Processing のバージョンが1.1と古いのが多少の難点です(現在の最新版は2.2)。ただ、基本的な文法や機能には違いはないので、読む上ではほとんど問題は無いでしょう(一部の関数やシステム変数名には変更があります。例えばscreen.widthなど。ただ、古い関数名を用いた場合には Processing のエディタがそれを教えてくれるので、さほど問題はないでしょう)。
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