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心理統計学の授業で教材に使えるオープンデータ集

はじめに

統計学の講義や実習の際に使える心理系のデータセットをまとめました。アヤメの分類や経済統計もいいですが、やはり心理学に関連したデータを使う方が心理系の学生には興味をもって統計を学べると思います。ここには私が授業でよく使っているものをリストしました。他に良いものがあれば教えて下さい。

Open Stats Lab

https://sites.trinity.edu/osl

Psychological Science 誌に掲載された論文のデータが公開されています。データだけでなく、論文の概要や実習の手引きなども揃っています。回帰分析や因子分析など統計手法ごとに分類されているので、教材を選ぶ際にとても便利です。

datarium パッケージ

https://rpkgs.datanovia.com/datarium/

R のパッケージです。パッケージをインストールすればすぐ使えるようになるのが大きなメリット。こちらのページにデータセットの一覧があり、データセット名をクリックすれば詳細を確認できます。教材選びがしやすくて良いです。ただ、データの出所や元論文などの情報がないので、分析結果を深く解釈したい場合に情報が無くて困るというのが難点です。

Open-Source Psychometrics Project

https://openpsychometrics.org/_rawdata/

様々なパーソナリティテストの回答データが掲載されています。因子分析のデータを探すならここから。

HSAUR3 パッケージ

https://cran.r-project.org/web/packages/HSAUR3/index.html

“A Handbook of Statistical Analyses Using R” というテキスト用に作られた R パッケージで、色々なデータセットが含まれています。テキストを持っていないとデータを探しにくいのと、心理学に特化したものではないのであまり使い勝手は良くないかもしれないです。見つけた面白いデータとしてroomwidthというのがあり、部屋の大きさを推定させる際にメートルで回答させた場合とフィートで答えさせた場合で結果が違う(メートルの場合の方が長く推定される)というのがあります。t 検定の題材として面白いと思います。

DASL – The Data And Story Library

https://dasl.datadescription.com/

色々な種類の実データ(心理学に限らず)が掲載されています。分析手法ごとで検索できます。

Journal of open psychology data

https://openpsychologydata.metajnl.com/

心理学のオープンデータを掲載する雑誌です。まだ掲載論文数がそれほど多くなく、データが分析手法ごとに分類されていないので教材探しには不便があります。心的回転IATパーソナリティテストのデータなどは使う機会があるかもしれません。

その他

その他いろいろ。
分析手法ごとで整理されているのでお目当てのデータを探しやすいです。

Statistics for Psychology
https://people.bath.ac.uk/pssiw/stats2/page16/page16.html

Gregory Carey
http://psych.colorado.edu/~carey/Courses/PSYC7291/ClassDataSets.htm
http://psych.colorado.edu/~carey/Courses/PSYC5741/ClassDataSets.htm

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